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油圧機械 - 特開平9−19798 | j-tokkyo
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【発明の名称】 油圧機械
【発明者】 【氏名】高津 正人

【目的】
【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1側板と第2側板からなる二重フレームのうち、第1側板、第2側板の一方の外側に油圧ユニットを設けると共に、この油圧ユニットを設けた位置における第1側板と第2側板との間に油圧タンクを設けてなることを特徴とする油圧機械。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧タレットパンチプレスなどの油圧機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧機械としての例えば油圧タレットパンチプレスとしては、図2に示されているように、第1側板101と第2側板103を複数の連結部材105で連結した二重フレーム107が立設されている。この二重フレーム107のうち、例えば第1側板101の図2において右側上端には油圧モータ、油圧ポンプなどをユニット化した油圧ユニット109が近接して設けられており、この油圧ユニット109には配管111を介して油圧タンク113が連結されている。
【0003】前記油圧ユニット109には配管115の一端が接続されていると共に、この配管115の他端は、例えばラムを上下動せしめる図示省略の油圧シリンダに接続されている。しかも、配管115は前記第1側板101に複数の接続金具117でもって固定されている。
【0004】上記構成により、油圧ユニット109の油圧モータを駆動せしめて油圧ポンプを作動せしめると、油圧タンク113から圧油が配管111に吐出された後、油圧ユニット109、配管115を経て油圧シリンダに送られてラムが上下動される。このラムの上下動によりパンチとダイとの協働でワークに打抜き加工が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従来の油圧タレットパンチプレスにおいては、省スペース化等を図るために、二重フレーム107のうち、片側の例えば第1側板101の右側に油圧ユニット109や配管115などを設けているから、この油圧ユニット109や配管115が熱源となり、図3に示されているように、第1側板101が熱膨脹してバイメタル構造的な歪が生じ、動作精度に支障を来たすという問題があった。
【0006】この発明の目的は、フレームの熱変位を起こさないようにし、動作精度に支障を来たさないようにした油圧機械を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の油圧機械は、第1側板と第2側板からなる二重フレームのうち、第1側板、第2側板の一方の外側に油圧ユニットを設けると共に、この油圧ユニットを設けた位置における第1側板と第2側板との間に油圧タンクを設けてなることを特徴とするものである。
【0008】請求項1によるこの発明の油圧機械では、第1側板、第2側板の一方例えば第1側板の外側に油圧ユニットを設け、第1側板と第2側板との間に油圧タンクを設けたことにより、第1側板が油圧ユニットから発生する熱で温められると共に、第2側板が油圧タンクから発生する熱で温められる。而して、第1側板と第2側板との温度差が小さくなるから、熱膨脹の差も小さくなり、バイメタル的な熱変位が小さくなる。その結果、油圧機械の動作精度に支障を来たさなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例を図面に基いて詳細に説明する。
【0010】図1を参照するに、油圧機械としての例えば油圧タレットパンチプレスとしては、第1側板1と第2側板3を複数の連結部材5で連結した二重フレーム7が立設されている。この二重フレーム7のうち、例えば第1側板1の図1において右側上端には油圧モータ、油圧ポンプなどをユニット化した油圧ユニット9が近接して設けられている。
【0011】また、この油圧ユニット9を設けた位置における第1側板1と第2側板3との間には油圧タンク11が設けられており、この油圧タンク11と前記油圧ユニット9とは配管13で連結されている。
【0012】前記油圧ユニット9には配管15の一端が接続されていると共に、この配管15の他端は例えばラムを上下動せしめる図示省略の油圧シリンダに接続されている。しかも、配管15は前記第1側板1に複数の接続金具17でもって固定されている。
【0013】上記構成により、油圧ユニット9の油圧モータを駆動せしめて油圧ポンプを作動せしめると、油圧タンク11から圧油が配管13に吐出された後、油圧ユニット9、配管15を経て油圧シリンダに送られてラムが上下動される。このラムの上下動によりパンチとダイとの協働でワークに打抜き加工が行われることになる。
【0014】ここで、簡略化のために、二重フレーム7の放熱を無視し、油圧ユニット9と油圧タンク11と第1側板1、第2側板3との温度差が埋るとして、環境温度をt0 ℃、第1側板1の温度をt1 ℃および第2側板3の温度をt2 ℃とし、油圧ユニット9を作動せしめ、油圧タンク11から圧油が吐出され、配管13,15を経て油圧シリンダを作動せしめてラムを上下動せしめてパンチとダイとの協働でワークに打抜き加工が行われた後、戻り油が油圧タンク11に戻される。したがって、油圧タレットパンチプレスが稼働されると、前記油圧ユニット9、配管15および油圧タンク11が熱源となる。
【0015】油圧ユニット9、配管15が熱伝導される温度をtP ℃、油圧タンク11から熱伝導される温度をtT ℃とし、かつtP >tT とすると、第1側板1の温度t1 がt1 =tP となると共に、第2側板3の温度t2 がt2 =tT となり、第1側板1と第2側板3との温度差Δtは、Δt=tP −tT となる。
【0016】今、油圧ユニット9と油圧タンク11とは配管13にて接続されているから、tP =tT ならば、Δt=0℃となる。なお、油圧タンク11がない場合には、Δt=tP −t0 となる。
【0017】したがって、二重フレーム7の第1側板1の外側に油圧ユニット9を、第1側板9と第2側板11との間に油圧タンク11を設けたことにより、第1側板1が油圧ユニット9、配管15から発する熱で温まると共に、第2側板3が油圧タンク11から発する熱で温まることにより、第1側板1と第2側板3の温度差が小さくなる。この第1側板1と第2側板3の温度差が小さくなれば、熱膨脹の差も小さくなり、バイメタル的なフレーム熱変位を小さくすることができる。而して、油圧機械の動作精度に支障を来たすことがなくなる。
【0018】なお、この発明は、前述した実施の形態の例に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。本実施の形態の例では油圧ユニット9を第1側板1の外側に設けた例で説明したが、油圧ユニット9を第2側板3の外側に設けても対応可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例の説明より理解されるように、請求項1の発明によれば、二重フレームの第1側板と第2側板のうちの一方の外側に油圧ユニットを、第1側板と第2側板との間に油圧タンクを設けたことにより、第1側板が油圧ユニット、配管から発する熱で温まると共に、第2側板が油圧タンクから発する熱で温まることにより、第1側板と第2側板の温度が小さくなる。この第1側板と第2側板の温度差が小さくなれば、熱膨脹の差も小さくなり、バイメタル的なフレーム熱変位を小さくすることができる。而して、油圧機械の動作精度に支障を来たすことがなくなる。
【出願人】 【識別番号】390014672
【氏名又は名称】株式会社アマダ
【出願日】 平成7年(1995)7月5日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
【公開番号】 特開平9−19798
【公開日】 平成9年(1997)1月21日
【出願番号】 特願平7−169793