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【発明の名称】 空き缶圧縮器
【発明者】 【氏名】長嶋 輝教

【目的】 操作性良く、安全、確実に空き缶を圧縮する。
【構成】 基板1の基端部に踏圧板2を踏圧板2の基端部を擺動自在に枢着する。係止棒を基板1上面と踏圧板2下面に固着する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 空き缶(8)の高さを越える幅を有する基板(1)の基端部に、踏圧板(2)の基端部を擺動自在に枢着し、枢軸(3)に向かい合う辺が基板(1)または踏圧板(2)からほぼ直角に立上り、空き缶(8)と接触する角が90度より小さい鋭角を成し、裾広がりで基板(1)または踏圧板(2)に伸びる断面を有する係止棒(1c),(2c)を基板(1)上面と踏圧板(2)下面に固着した空き缶圧縮器。
【請求項2】 踏圧板(2)がつま先が入る程度に閉じた時踏圧板(2)に係る突起(3a)を設けた枢軸(3)の、一方の端面近くに軸に直角に貫通穴(3b)を設け、一端がこの穴に挿入されたバネ(6)の多端を基板(1)の側壁(1a)に固着した空き缶圧縮器。
【請求項3】 踏圧板(2)がつま先が入る程度に閉じた時踏圧板(2)に係る突起(3a)を設けた枢軸(3)の、一方の端面近くに軸に直角に貫通穴(3b)を設け、輪と直線からなるバネ(6)の輪を基板(1)の側壁(1a)に設けた突起(1d)に挿入し直線端を枢軸(3)の貫通穴(3b)に挿入した空き缶圧縮器。
【請求項4】 空き缶(8)の高さを越える幅を有する基板(1)の基端部に、踏圧板(2)の基端部を擺動自在に枢着し、枢軸(3)に向かい合う辺が基板(1)または踏圧板(2)からほぼ直角に立上り、空き缶(8)と接触する角が90度より小さい鋭角を成し、裾広がりで基板(1)または踏圧板(2)に伸びる断面を有する係止棒(1c),(2c)を基板(1)上面と踏圧板(2)下面に固着し、踏圧板(2)がつま先が入る程度に閉じた時踏圧板(2)に係る突起(3a)を設けた枢軸(3)の、一方の端面近くに軸に直角に貫通穴(3b)を設け、輪と直線からなるバネの輪を基板(1)の側壁(1a)に設けた突起(1d)に挿入し直線端を枢軸(3)の貫通穴(3b)に挿入した空き缶圧縮器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、缶飲料などの空き缶を圧縮する、空き缶圧縮器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空き缶圧縮器として、例えば、図7に示すように、基板1の基端枢着部に踏圧板2を枢着して踏圧板2を基板1に対して擺動自在に設け、基板1および踏圧板2の間に空き缶8を横置きにして挾み、踏圧板2を足で踏圧して空き缶8を圧縮する空き缶圧縮器が知られている。そして従来のこの種の空き缶圧縮器では、基板1と踏圧板2とに、図8に示すように、空き缶8の円周面を引っ掛けて係止するために、空き缶係止爪1b,2bをプレス加工によって膨出成形している。圧縮した空き缶8を取り出すには、踏圧板2に付けた紐9を引っ張って踏圧板2を開く構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の空き缶圧縮器では、係止爪1b,2bがプレス加工で膨出成形されたため、空き缶8の円周面との接触角が鋭角に成らず、空き缶8が滑って飛び出すことがあり、特に空き缶8の中身がこぼれて係止爪1b,2bが濡れると滑り易くなる。また、膨出成形されて開いた部分に、圧縮された空き缶8の一部が破れて押し込まれ、空き缶8が取れにくくなり、無理に取ろうとして、指を切る危険があった。係止爪1b,2bを高くすれば、滑りにくくなるが、空き缶8を偏平に圧縮出来ないばかりか、膨出成形されて開いた部分に、圧縮された空き缶8の一部が破れて押し込まれ、空き缶8が取れにくくなる危険が益々増える。係止爪1b,2bを高くせずに係止の効果を高めるために、枢軸3から係止爪1b,2bの位置を離すと、てこの効果が小さくなるため、空き缶を圧縮しにくくなる。また一々紐9を引っ張って踏圧板2を開くのも面倒であった。
【0004】そこで本発明は一般家庭においても軽便に扱え、空き缶8が飛び出す危険がなく、従来より軽い体重で空き缶8を圧縮出来、圧縮された空き缶8を安全に簡単に取り出せる空き缶圧縮器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は、空き缶8の高さを越える幅を有する基板1の基端部に、踏圧板2の基端部を擺動自在に枢着する。係止棒1c,2cを枢軸3に平行に、基板1及び踏圧板2に固着する。係止棒1c,2cは、断面が、枢軸3に向かい合う辺が基板1または踏圧板2からほぼ直角に立上り、空き缶8と接触する角が90度より小さい鋭角を成し、裾広がりで基板1または踏圧板2に伸びる。係止棒1c,2cは枢軸3からの位置をずらして、踏圧板2が完全に閉じた時、圧縮した空き缶8を挾んで不都合が起きないようにする。
【0006】
【作用】本発明に係る空き缶圧縮器は、次のように使用する。すなわち、踏圧板2を開き、空き缶8を係止棒1c,と枢軸3の間に載せて踏圧板2を閉じると、係止棒1c,2cに係って空き缶8が固定される。踏圧板2を踏圧すると、係止棒1c,2cの鋭角の角が空き缶8に食い込み、滑り出しを防止すると同時に一点に荷重が集中するため、変形を楽にする。裾広がりの形状なので圧縮された空き缶8が、係止棒1c,2cを挾み込んで離れなくなる事がない。係止めの効果が大きいので、係止棒1c,2cを従来より枢軸3の近くに設ける事が出来、てこの効果をより一層引き出せる事により、従来より軽い体重で空き缶8を圧縮出来る。踏圧板2から足を離すと、バネの反発力によって、つま先が入る位に踏圧板2が開くので、手やつま先を入れて、踏圧板2を簡単に開いて圧縮した空き缶8を取り出す事が出来る。
【0007】
【実施例】
実施例1本発明の実施例1を、図1、図2、図3に基づいて説明する。図1は実施例1で踏圧板2を開き空き缶8をセットした状態の斜視図、図2は実施例1で空き缶8が固定するまで踏圧板2を閉じた状態の斜視図、図3は実施例1の係止棒1c,2cの断面図である。本実施例では最大500ミリリットル入りの空き缶8(直径66ミリ、高さ167ミリ)まで圧縮出来る空き缶圧縮器を提供する。幅200ミリ、長さ310ミリ、厚さ2.3ミリで両側端に幅30ミリの側壁1a,1aを設けた断面上向コ字型の基板1の先端から10ミリ、下面から14ミリの側壁1a,1aに軸受孔4,4を設ける。軸受穴4,4から80ミリの位置に幅いっぱいに、断面が底辺5ミリ高さ5ミリで、軸受穴4,4と向き合う辺が基板1から90度で立上り、順に80度、110度、80度となる台形の係止棒1cを基板1にねじ、またはリベット、または溶接で固着する。
【0008】幅194ミリ、長さ310ミリ、厚さ2.3ミリで両側端に幅20ミリの側壁2a,2aを設けた断面下向コ字型の踏圧板2の先端から8ミリ、下面から8ミリの側壁2a,2aに軸受孔5,5を設ける。軸受穴5,5から65ミリの位置に、幅いっぱいに、断面が底辺5ミリ高さ5ミリで、軸受穴5,5と向き合う辺が踏圧板2から90度で立上り、順に80度、110度、80度となる台形の係止棒2cを踏圧板2にねじ、またはリベット、または溶接で固着する。前記基板1と踏圧板2を被せて重ね合わせ、基板1の軸受孔4,4と踏圧板2の軸受孔5,5に直径10ミリの丸棒の枢軸3を貫通させ、擺動自在に枢着する。
【0009】実施例2本発明の実施例2を図4に基づいて説明する。図4は実施例2の係止棒1c,2cを示す断面図である。実施例1で示した係止棒1c,2cの断面が、枢軸3と向き合う辺が基板1から90度で立上り、80度で角をなし、裾広がりで円弧を成して基板1又は及び踏圧板2に伸びる形状である実施例。
【0010】実施例3本発明の実施例3を図5及び図6に基づいて説明する。図5及び図6は実施例3で枢軸3とバネ6の関係を拡大した斜視図で、図5は踏圧板2がつま先が入る程度に開いた状態を示し、図6は踏圧板2が閉じきった状態をしめす。実施例1で示した枢軸3の長さ中央に穴を設けピンを圧入する。一端から3ミリの位置に中央の穴と30度ずらして、3ミリの貫通穴3bを設ける。基板1の側壁1aに孔をあけて5ミリのピンを圧入する。内径5ミリの輪と直線からなる線径3ミリのバネ6の直線端を枢軸3の3ミリの貫通穴3bに挿入し、内径5ミリの輪に基板1の側壁1aに設けたピンを挿入する。
【0011】
【発明の効果】本発明による空き缶圧縮器は上記の構成よって、一般家庭においても軽便に扱え、空き缶8を無造作に置いても、踏圧板2を閉じると空き缶8が自動的に定位置に載置され、従来の空き缶圧縮器より軽い体重で圧縮出来、紐9を引っ張事る無く、自動的に踏圧板2が開き、圧縮された空き缶8を安全に簡単に取り出すことが出来る。
【出願人】 【識別番号】392020772
【氏名又は名称】長嶋 輝教
【出願日】 平成7年(1995)7月5日
【代理人】
【公開番号】 特開平9−19796
【公開日】 平成9年(1997)1月21日
【出願番号】 特願平7−202676