トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 サービスカート用の屋台キット
【発明者】 【氏名】萩原 眞吾

【目的】
【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 サービスカート用の屋台キットであって、該サービスカートは、箱状をなしキャスターを備え飲食物や物品を収納して各種サービスに供され、該屋台キットは、該サービスカート上に取り付け,組み立て可能であると共に、除去,折り畳み可能となっていること、を特徴とするサービスカート用の屋台キット。
【請求項2】 請求項1記載のサービスカート用の屋台キットであって、該屋台キットは少なくとも、該サービスカート上に立設されると共に取り外し可能な複数本のフレームと、各該フレームの上部間に被せられると共に取り外し,交換可能なキャンバストップと、各該フレームの中間部に取り付け固定されると共に取り外し可能なバスケットと、を有してなることを特徴とする、サービスカート用の屋台キット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービスカート用の屋台キットに関する。すなわち、各種サービス用のサービスカート上に取り付けられる、屋台キットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば航空機内においては、飲食物の提供サービスや物品の販売サービスに、従来よりサービスカートが使用されている。そして、この種のサービスカートは、箱状をなしドアとキャスターを備えると共に、内部に飲食物や物品を収納して、乗客への各種サービスに供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず、この種のサービスカート上は、座席の乗客の目の高さに対応しており、最も視線を浴びやすく注目を集めやすいスペースであるが、従来は、このスペースが有効に利用されていなかった。例えば航空機用のサービスカートにおいては、その上面は、単に物を直接置くためのスペースやテーブルとして利用されているに過ぎず、有効利用されているとは言えなかった。又、この種のサービスカートが使用される業界においては、乗客へのサービス競争が激化している。例えば航空機業界では、飛行時間が2時間以上に及ぶケースも多く、アルコールの提供や映画の上映等の機内サービスも実施されている状況にあるが、サービスカートを利用した話題作り,ユニークな印象作り,趣味感の向上,イベント活動,コマーシャル活動,小物商品の販売促進活動等々は、未だ試みられていなかった。このように、この種のサービスカートについては、より一層の有効利用が望まれていた。
【0004】本発明は、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものであって、フレーム,キャンバストップ,バスケット等を備え、サービスカート上に取り付け,組み立て可能であると共に、除去,折り畳み可能としたことにより、第1に、話題作り,ユニークな印象作り,趣味感の向上,イベント活動,コマーシャル活動等に利用できると共に、第2に、小物商品の販売促進活動も展開でき、第3に、更に既存のサービスカートに取り付け可能であると共に、第4に、除去,折り畳み,収納可能であり、第5に、しかもこれらが簡単容易に実現される、サービスカート用の屋台キットを提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1のサービスカート用の屋台キットにおいて、該サービスカートは、箱状をなしキャスターを備え飲食物や物品を収納して各種サービスに供され、該屋台キットは、該サービスカート上に取り付け,組み立て可能であると共に、除去,折り畳み可能となっていること、を特徴とする。次に、請求項2については次のとおり。すなわち、この請求項2のサービスカート用の屋台キットは、請求項1記載のサービスカート用の屋台キットであって、少なくとも、該サービスカート上に立設されると共に取り外し可能な複数本のフレームと、各該フレームの上部間に被せられると共に取り外し,交換可能なキャンバストップと、各該フレームの中間部に取り付け固定されると共に取り外し可能なバスケットと、を有してなることを特徴とする。
【0006】そこでこの屋台キットは、例えばフレームを立設して、キャンバストップを被せると共にバスケットを取り付け固定することにより、サービスカート上に取り付け,組み立てられる。そしてサービスカートが、乗客への飲食物の提供サービスや物品の販売サービス等に供される際、この屋台キットにて、各種の話題作りユニークな印象作り,趣味感の向上,イベント活動,コマーシャル活動,小物商品の販売促進活動等が、選択的又は併行的に実施される。なお、屋台キットは使用後、例えばフレーム,キャンバストップ,バスケット等を取り外すことにより、サービスカートから除去,折り畳み,収納される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,図3は、本発明の実施の形態の説明に供し、図1は、使用状態の斜視図であり、図2の(1)図は、不使用状態において折り畳まれた各部材の斜視図、図2の(2)図は、収納袋の斜視図であり、図3の(1)図は、フレームの要部の斜視図、図3の(2)図は、フック等の斜視図である。
【0008】まず、屋台キット1が取り付けられるサービスカート2について述べる。このサービスカート2は、箱状をなしドア3とキャスター4を備え、飲食物や物品を内部に収納して各種サービスに供される。これらについて更に詳述すると、サービスカート2は、例えば航空機の機内や新幹線等の車輌の客室内等において、乗員が乗客に対し、飲食物の提供サービスや各種物品の販売サービス等に使用される。そして、天板,床板,左右の側板,背面板,ドア3等を備えた箱状をなし、これらが、上下,左右,前後等に骨組として配されたアルミ等の軽金属製のフレーム型材に、組み付けられてなる。又、床板下の四隅下にはキャスター4が付設され、もって、手で押して移動されるようになっている。サービスカート2は、概略このようになっている。
【0009】さて屋台キット1は、このようなサービスカート2上に取り付け,組み立て可能であると共に、除去,折り畳み可能となっている。そして少なくとも、サービスカート2上に立設されると共に取り外し可能な複数本のフレーム5と、各フレーム5の上部間に被せられると共に取り外し,交換可能なキャンバストップ6と、各フレーム5の中間部に取り付け固定されると共に取り外し可能なバスケット7と、を有してなる。
【0010】これらについて更に詳述する。この屋台キット1は、図1に示したように、サービスカート2の真上に取り付け,組み立てられ、略屋台状をなす使用状態と、図2の(1)図に示したように、サービスカート2から折り畳み,除去されて、例えば図2の(2)図に示したような収納袋A内に収納された不使用状態とに、可変となっている。そして、屋台キット1は、次のフレーム5,キャンバストップ6,バスケット7,カップホルダー8等を備えてなる。
【0011】まずフレーム5は、例えばポリ塩化ビニール製のパイプが、それぞれ用いられている。すなわちフレーム5は、4本の直線状の縦フレーム9と、中央横辺が長い略H字状の天井フレーム10と、左右2本の直線状の天井側フレーム10′と、1本の中央パイプの前後端からそれぞれ2本の左右パイプが拡開可能とされた屋根フレーム11と、を有してなる。そして、直線状の4本の縦フレーム9は、それぞれアタッチメント12を介し、サービスカート2の四隅上に固定的に立設可能となっており、このようにアタッチメント12にて縦フレーム9が立設されるサービスカート2側の上部突出部13としては、左右の側板上部や左右の上部フレーム型材等が考えられる。又、このように立設された4本の縦フレーム9の上端に、横桁として、天井フレーム10の前後の左右の端と、天井側フレーム10′の前後の端とが、それぞれ固定的に組み付け可能となっている。これと共に、このような各縦フレーム9の上端と、天井フレーム10の前後の各左右端と、両天井側フレーム10′の前後の端との組み付け箇所に、拡開されて傾斜した屋根フレーム11の各下端が、固定的に組み付け可能となっている。なお、このような4箇所における各4部材間の組み付けには、図3の(1)図に示したように、専用のアタッチメント12′が利用される。図示例のフレーム5はこのようになっている。
【0012】なおフレーム5は、このような図示例によらず、その他各種の構成が考えられる。例えば、天井フレーム10と天井側フレーム10′とを一体化したり、更にこれらと屋根フレーム11とを折り畳み可能に一体化したり、更にこれらと各縦フレーム9も折り畳み可能に一体化すること、つまり複数本のフレーム5相互間を、全体的に折り畳み可能に一体化することも考えられる。
【0013】次に、屋根カバーたるキャンバストップ6は、材質としてはキャンバス製を始めビニール等の樹脂製や紙製等、フレキシブルなシート状のものが考えられるが、硬質の紙等を使用することも可能である。そして、このようなキャンバストップ6は、上述により立設されたフレーム5の屋根フレーム11上に被せられ、被せられた状態においては略屋根状をなす。14,15は、キャンバストップ6の外周端部に印刷された文字表示やマークであり、このような文字表示14やマーク15は、会社名,ロゴマーク,ブランド,キャンペーン名,コマーシャル文,商品名、等々を表示する。そして、このようなキャンバストップ6は、予め数種類準備されて、交換使用される。なお、図示例によらず又は図示例と共に、このような会社名,ロゴマーク,ブランド,キャンペーン名,コマーシャル文,商品名等を専用に表示するサイドボードを、別途付設するようにしてもよい。
【0014】次にバスケット7は、図示例では金網製よりなるが、その他各種の材質および形状のものが考えられる。そしてバスケット7は、フレーム5の各縦フレーム9の中間部に、例えば係止穴と係止片を利用してそれぞれ取り付けられ、もって全体的に水平に固定可能となっている。又、16はフックであり、このフック16は、フレーム5の天井フレーム10の中央横辺に多数列設されており、図3の(2)図に示した形状のもののほか、その他各種形状のものも使用可能である。そして、このようなバスケット7やフック16を利用して、例えばポップコーン,ポテトチップス,その他のスナック菓子,飲料,嗜好品,名産品,みやげ物,贈答品,縫いぐるみ,おもちゃ,装身具,アクセサリー等々の小物商品・派生商品が、収納されたり吊り下げられる。又、カップホルダー8は、フレーム5のいずれかの縦フレーム9に、例えば係止穴と係止片を利用して取り付けられ、内部にコーヒー等の飲物用のカップ17を多数収納してなる。更に、スポット照明用のライトを付設することも考えられる。
【0015】本発明は、以上説明したように構成されている。そこで以下のようになる。このサービスカート2用の屋台キット1は、サービスカート2上にフレーム5の縦フレーム9を立設して、天井フレーム10や屋根フレーム11を組み付け固定した後、キャンバストップ6を被せると共にバスケット7を取り付け固定し、カップホルダー8を取り付けることにより、サービスカート2上に取り付け,組み立てられる(図1を参照)。
【0016】さてサービスカート2は、内部に収納された飲食物や物品にて、座席の乗客への飲食物の提供サービスや物品の販売サービス等に供される。そして、このようなサービスカート2の使用に際し、これと共に、サービスカート2上の屋台キット1にて、各種の話題作り,ユニークな印象作り,趣味感の向上,イベント活動,コマーシャル活動,小物商品の販売促進活動等が、選択的又は併行的に実施される。
【0017】なお使用後において、屋台キット1は、縦フレーム9,天井フレーム10,天井側フレーム10′,屋根フレーム11等のフレーム5を始め、キャンバストップ6,バスケット7,カップホルダー8等を取り外すことにより、サービスカート2から除去される。そして、屋台キット1の主要部を構成する各フレーム5,キャンバストップ6等は折り畳まれると共に、別途収納される(図2を参照)。勿論、バスケット7やカップホルダー8も別途収納される。又、このような屋台キット1の不使用状態において、サービスカート2のみを単独で使用することも、適宜可能である。
【0018】さてそこで、このサービスカート2用の屋台キット1にあっては、次の第1,第2,第3,第4,第5のようになる。まず第1に、この屋台キット1は、その取り付け,組み立てにより、更に、そのキャンバストップ6等の文字表示14やマーク15により、各種の話題作り,ユニークな印象作り,趣味感の向上,イベント活動,コマーシャル活動等が、選択的又は同時併行的に実施可能となる。第2に、屋台キット1のバスケット7やフック16等による収納や吊り下げにより、例えばポップコーン,ポテトチップス,その他のスナック菓子,飲料,嗜好品,みやげ物,贈答品,縫いぐるみ,おもちゃ,装身具.アクセサリー等々、小物商品・派生商品の販売促進活動も可能となる。
【0019】第3に、この屋台キット1は、既存のサービスカート2に何ら改良等を要することなく、そのまま容易に、取り付け,組み立てて使用可能である。第4に、この屋台キット1は、不使用時にはサービスカート2から除去され、フレーム5やキャンバストップ6等の主要部が折り畳まれると共に、別途、収納袋A等にされる。第5に、しかもこの屋台キット1は、各フレーム5,キャンバストップ6,バスケット7,カップホルダー8等の簡単な構成よりなり、もって上述した各点が容易に実現される。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るサービスカート用の屋台キットは、以上説明したように、フレーム,キャンバストップ,バスケット等を備え、サービスカート上に取り付け,組み立て可能であると共に、除去,折り畳み可能としたことにより、次の効果を発揮する。
【0021】第1に、話題作り,ユニークな印象作り,趣味感の向上,イベント活動,コマーシャル活動等に利用できる。すなわち、このサービスカート用の屋台キットは、その取り付け,組み立てにより、更に、例えばキャンバストップ等に会社名,ロゴマーク,ブランド,キャンペーン名,イベント名,コマーシャル文,商品名等々を表示することにより、各種の話題作り,ユニークな印象作り,趣味感の向上,イベント活動,コマーシャル活動等に利用される。
【0022】特にこの点は、サービスカート上が、座席の乗客の目の高さに対応しており、最も視線を浴びやすく注目を集めやすいスペースであることに鑑み、その意義は大きい。つまり、このような重要スペースに、この屋台キットは取り付け,組み立てられる。更に、この種のサービスカートが使用される業界にあっては、乗客へのサービス競争が激化しており、例えば飛行時間が2時間以上に及ぶケースも多い航空機業界において、機内サービスの一環として、このように各種利用可能な屋台キットを用いる意義は大きい。
【0023】第2に、小物商品の販売促進活動も展開できる。すなわち、このサービスカート用の屋台キットは、例えばバスケットやフック等を利用し、例えばポップコーン,ポテトチップス,その他のスナック菓子,飲料,嗜好品,名産品,みやげ物,贈答品,縫いぐるみ,おもちゃ,装身具,アクセサリー等々、小物商品・派生商品の販売促進活動も展開可能である。
【0024】第3に、既存のサービスカートに取り付け可能である。すなわち、このサービスカート用の屋台キットは、自体の寸法をサービスカートに対応すべく設定しておくだけで、従来より使用されているサービスカートについて、何ら改良等を施すことなく、そのままで容易に取り付け,組み立て,使用可能である。
【0025】第4に、除去,折り畳み,収納可能である。すなわち、このサービスカート用の屋台キットは、不使用時にはサービスカートから除去され、主要部が折り畳まれコンパクト化されて、例えば航空機内の物入れ・ストレージに、邪魔にならず容易に収納される。
【0026】第5に、しかもこれらは、簡単容易に実現される。すなわち、このサービスカート用の屋台キットは、複数本のフレーム,キャンバストップ,バスケット等を備えた簡単な構成よりなり、軽量であると共にコスト的にも安く、上述した第1,第2,第3,第4の各点を容易に実現可能である。このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【出願人】 【識別番号】000187208
【氏名又は名称】昭和飛行機工業株式会社
【出願日】 平成8年(1996)2月8日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】合志 元延
【公開番号】 特開平9−215526
【公開日】 平成9年(1997)8月19日
【出願番号】 特願平8−46700