| 【発明の名称】 |
携帯用情報送受信装置及び方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】白倉 一幸
【氏名】片岡 伸也
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| 【目的】 |
聴覚障害者が比較的近くにいる人と、お互いにコミュニケーションを図ることができるようにする。 |
| 【構成】 |
メニューキー53を押すことにより、LCD52にメッセ−ジが表示がされ、その後、送信キー55を押すと、表示されているメッセージが電波で送信される。また、信号を受信した場合、ブレスレット型振動装置71が振動される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電波で伝送されてきた情報信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された情報信号を記憶する第1の記憶手段と、メッセージを予め記憶している第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶されているメッセージを選択する選択手段と、文字を入力する入力手段と、情報を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された情報を電波で送信する送信手段と、送信先を設定する設定手段とを備えることを特徴とする携帯用情報送受信装置。 【請求項2】 電波で伝送されてきた情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された情報を記憶する第1の記憶手段と、メッセージを予め記憶している第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶されているメッセージを選択する選択手段と、情報を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された情報を電波で送信する送信手段と、前記受信手段が情報を受信したとき、振動信号を発生する発生手段とを備えることを特徴とする携帯用情報送受信装置。 【請求項3】 前記発生手段が発生した振動信号により振動するブレスレット型の振動手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の携帯用情報送受信装置。 【請求項4】 送信先を設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の携帯用情報送受信装置。 【請求項5】 携帯用情報送受信装置における情報送受信方法において、情報が電波で伝送されてきたときこれを受信するとともに表示し、予め記憶されているメッセージの中から選択した所定のものか、入力されたメッセージを表示し、表示したメッセージを電波で所定の相手先に送信することを特徴とする情報送受信方法。 【請求項6】 携帯用情報送受信装置における情報送受信方法において、情報が電波で伝送されてきたときこれを受信し、表示するとともに、ブレスレット型振動装置を振動させ、予め記憶されているメッセージの中から選択されたものを表示し、表示したメッセージを電波で所定の相手先に伝送することを特徴とする情報送受信方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、携帯用情報送受信装置および方法に関し、例えば、聴覚に何らかの障害を有する者(以下、単に聴覚障害者と称する)と、他の人とのコミュニケーションを図る場合に用いて好適な携帯用情報送受信装置および方法に関する。 【0002】 【従来の技術】聴覚障害者とのコミュニケーションを図るには、文字を用いることができる。文字を送ることにより意思表示を図る情報伝達装置としては、例えば、いわゆるポケットベル(以下、ポケベルと称する)や、ファックスなどが知られている。 【0003】ポケベルにおいては、電話回線を介して、無線発信基地からの電波により信号を送り、ポケベル本体から音を発したり、本体自身を振動して、ユーザに知らせる方法が取られている。またこのとき、数字の組み合わを、一種のいわゆるゴロ合わせによるメッセージとして送ることができる。 【0004】また、ファックスにおいては、原稿に記載されているメッセージが光学的に読み取られ、そのまま送信される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】複数の聴覚障害者が旅行するような場合に、駅、空港など、お互いにほぼ同一の場所にいるが、少し離れた場所にいるとき、健常者であれば少し大きな声で呼びかけることにより、比較的簡単に、例えば、集合を知らせることができるが、聴覚障害者の場合、これができない。 【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、少し離れた聴覚障害者にも話し手が伝えたい情報を簡単な操作により、伝えることができるようにし、また、聴覚障害者からも、話し手に情報を送ることができるようにするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の携帯用情報送受信装置は、電波で伝送されてきた情報信号を受信する受信手段と、受信手段により受信された情報信号を記憶する第1の記憶手段と、メッセージを予め記憶している第2の記憶手段と、第2の記憶手段に記憶されているメッセージを選択する選択手段と、文字を入力する入力手段と、情報を表示する表示手段と、表示手段により表示された情報を電波で送信する送信手段と、送信先を設定する設定手段とを備えることを特徴とする。 【0008】請求項2に記載の携帯用情報送受信装置は、電波で送信されてきた情報を受信する受信手段と、受信手段により受信された情報を記憶する第1の記憶手段と、メッセージを予め記憶している第2の記憶手段と、第2の記憶手段に記憶されているメッセージを選択する選択手段と、情報を表示する表示手段と、表示手段により表示された情報を電波で送信する送信手段と、受信手段が情報を受信したとき、振動信号を発生する発生手段とを備えることを特徴とする。 【0009】請求項5に記載の情報送受信方法は、情報が電波で伝送されてきたときこれを受信するとともに表示し、予め記憶されているメッセージの中から選択した所定のものか、入力されたメッセージを表示し、表示したメッセージを電波で所定の相手先に送信することを特徴とする。 【0010】請求項6に記載の情報送受信方法は、情報が電波で伝送されてきたときこれを受信し、表示するとともに、ブレスレット型振動装置を振動させ、予め記憶されているメッセージの中から選択されたものを表示し、表示したメッセージを電波で所定の相手先に伝送することを特徴とする。 【0011】 【作用】請求項1に記載の携帯用情報送受信装置においては、受信手段が電波で伝送されてきた情報信号を受信し、第2の記憶手段はメッセージを予め記憶しており、選択手段は、第2の記憶手段に記憶されているメッセージを選択する。送信手段は、表示手段に表示された情報を電波で送信する。 【0012】請求項2に記載の携帯用情報送受信装置においては、発生手段が、受信手段が情報を受信したとき、振動信号を発生する。 【0013】請求項5に記載の携帯用情報送受信方法においては、予め記憶されているメッセージの中から選択した所定のものか、入力されたメッセージが表示される。そして、表示したメッセージが電波で所定の相手先に送信される。 【0014】請求項6に記載の携帯用情報送受信方法においては、情報が受信されると、振動が発生される。 【0015】 【実施例】本発明の携帯用情報送受信装置は、小型で簡単に持ち運びが可能な携帯用の親機と子機により構成されており、図1は、そのうちの親機の一実施例の構成例を表している。本体の入力部は、キーボード4、電源キー7、ファンクションキー8を有している。キーボード4の文字キーはユーザが文字を直接入力するとき操作される。また、レフトキー5やライトキー6は、メッセージを左右にスクロールするとき操作される。電源キー7は、電源をオン、オフするときに操作される。 【0016】ファンクションキー8は、送信(send)キー9、コール(call)キー10、メニュー(menu)キー11を有している。送信キー9はメッセージを送出するとき操作され、コールキー10は、全ての子機を呼び出すとき操作される。メニューキー11は予め記憶されているメッセージをLCD3に表示させるとき操作される。 【0017】LCD3は、送信先表示部3A、送信メッセージ表示部3B,3C、送信先表示部3D、受信メッセージ表示部3E、入力メッセージ表示部3Fを有しており、それぞれ対応する表示を行うようになされている。アンテナ12は、電波で信号を送受信するのに用いられる。 【0018】図2は、図1に示した親機の内部の構成例を表している。 【0019】送受信回路27は、アンテナ12を介して電波で、所定の情報信号を受信あるいは送信するようになされている。インターフェース24は送られてきた情報信号を受信するとバスを介してRAM23に出力し、記憶させる。CPU21は、ROM22に記憶されているプログラムに従って、各種の処理動作を制御する。RAM23にはまた、CPU21が各種処理動作を行う上において必要なデータが適宜記憶される。さらに、ROM22には、所定のメッセージなどが予め記憶されている。 【0020】キーボード4、ファンクションキー8などよりなる入力部2より入力された情報信号はインターフェース24を介してRAM23に供給され、記憶される。RAM23に記憶されたデータはそこから読みだされ、インターフェース24を介して表示処理回路25に供給され、そこからさらにVRAM26に供給され、記憶される。そして、VRAM26に記憶されたデータがそこから読みだされ、LCD3に供給され、その内容に応じて、送信先表示部3A、送信メッセージ表示部3B,3C、送信元表示部3D、受信メッセージ表示部3E、入力メッセージ表示部3Fにそれぞれ表示されるようになされている。スピーカ28はCPU21に制御され、所定の音声を出力する。 【0021】図3は、子機の構成例を表している。 【0022】本体51はケーブル72を介してブレスレット型振動装置71と接続されている。ブレスレット型振動装置71は、ユーザ(聴覚障害者)の手首に装着される。本体51の右側面には設定キー(ダイヤル)57が設けられ、メッセージを送出する相手先のID(番号)を設定することができる。 【0023】本体51の下側面には、LCD52の照明をオン、オフするとき操作される。照明キー56、LCD52に表示されたメッセージを左右にスクロールするとき操作されるレフトキー58、ライトキー59が設けられている。 【0024】本体51の正面には、LCD52にメッセージを表示させるとき操作されるメニューキー53、メッセージを再度表示させるとき操作されるリピートキー5と、メッセージを送出するとき操作される送信キー55が設けられている。 【0025】図4は、図3の子機の内部の構成例を表している。 【0026】送受信回路89は、アンテナ88より電波で所定の情報信号を受信あるいは送信するようになされている。インターフェース84は送られてきた情報信号を受信するとバスを介してRAM83に出力し、記憶させる。CPU81は、ROM82に記憶されているプログラムに従って、各種の処理動作を制御する。RAM83にはまたCPU81が各種処理動作を行う上において必要なデータが直接記憶される。さらに、ROM82には、所定のメッセージなどが予め記憶されている。 【0027】メニューキー53乃至設定キー57などによる入力部80より入力された情報信号はインターフェース84を介してRAM83に供給され、記憶される。RAM83に記憶されたデータは、そこから読みだされ、インターフェース84を介して表示処理回路85に供給され、さらにVRAM86に供給され記憶される。そして、VRAM86に記憶されたデータがそこから読みだされ、LCD52に供給され、その内容に応じて、送信元および送信先表示部52A、またはメッセージ表示部52Bにそれぞれ表示されるようになされている。 【0028】また、CPU81は受信信号を検知したとき、インターフェース84を介して振動信号発生回路87を制御する。このとき所定の振動信号を発生し、ブレスレット型振動装置71に供給する。 【0029】以上のように構成された情報送受信装置の動作を図5および図6に示したフローチャートを参照して説明する。 【0030】最初に、図5に示したフローチャートを参照して親機の動作について説明する。ステップS1において、CPU21が入力部2の出力から、ユーザがキーを押しているか否を判定する。ユーザがキーを押していない(つまり、CPU21がキーコードを検知しない)場合、ステップS2に進む。 【0031】ステップS2においては、CPU21により子機からの信号を受信したか否かが判定される。信号が受信されていない場合には、ステップS1に戻り、以下、ステップS1とステップS2の判定処理が繰り返し実行される。 【0032】すなわち子機から送信信号が送られてくると、これが送受信回路27により受信され、インターフェース24に出力される。この信号はインターフェース24からCPU21に出力される。CPU21は、この信号(メッセージに対応する番号(コード))から信号が受信されたか否かを判定する。 【0033】ステップS2において、CPU21が信号を受信したと判定された場合、ステップS3に進み、送受信回路27が受信したコードをROM22に記憶されているテーブルにしたがってメッセージに変換し、RAM23に記憶させる。 【0034】次にステップS4に進み、RAM23に記憶されている受信信号を読みだして、インタフェース24を介して表示処理回路25に入力する。表示処理回路25は、この受信信号をVRAM26に供給し、記憶させた後、そこから読み出し、LCD3の受信メッセージ表示部3Eに出力し表示する。メッセージの番号には発信者のID(子機のID)が付随して伝送されてくる。このIDは発信元表示部3Dに表示される。 【0035】また、このとき、CPU21はスピーカ28を制御しメッセージが受信されたことを表すアラームを音声で出力させる。親機は健常者により使用されるのでこのアラームでメッセージの受信が報知される。 【0036】次にステップS5に進み、CUP21によりLCD3の受信メッセージの表示が所定の基準時間以上継続されたか否かが判定される。基準時間に達していない場合には、ステップS4に戻り、表示を継続する。 【0037】一方、ステップS5においてCPU21により計時された時間が基準時間に達したと判定された場合、ステップS6に進み、CPU21の制御により、LCD3による受信メッセージの表示を中止し、、スタンバイ状態にする。その後、ステップS1に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。 【0038】一方、ステップS1において、ユーザがキーを押していると判定された場合(CPU21がキーコードを検知した場合)、ステップS7に進み、CPU21によりユーザが押したキーが送信キー9であるか否かが判定される。送信キー9以外のキーがユーザにより押された場合には、ステップS22に進み、そのキーに対応する処理が実行される。例えば、コールキー10が操作された場合は、特にメッセージを入力しなくとも、全ての子機に対する呼び出しが行われる。 【0039】CPU21により、ユーザが押したキーが送信キー9であると判断された場合、ステップS8に進み、新たにユーザによってメニューキー11が押されたか否かが判定される。メニューキー11が押された場合には、ステップS15に進む。 【0040】ステップS15においては、ROM22からそこに予め記憶され、用意されているメッセージ情報を読み込む。ROM22から最初のメッセージ情報を読み込むと、ステップS16に進み、メッセージ情報をLCD3の送信メッセージ表示部3Bに表示する。送信メッセージ表示部3Bにメッセージが表示されると、ステップS17に進み、ユーザはそのメッセージを送出するか否かを判定する。 【0041】ユーザがいま表示されているメッセージではなく、他のメッセージを送出したいと判定した場合、ステップS18に進み、ユーザはレフトキー5を操作する。このときステップS21に進み、メッセージを左にスクロールする処理を行う。すなわち、次のメッセージをROM22から読み出し、送信メッセージ表示部3Cに表示させ、それまでそこに表示されていたメッセージを左の送信メッセージ表示部3Bに移動表示させる。このようにしてレフトキー5を操作するたびに新たなメッセージが順次読みだされ表示される。 【0042】レフトキー5ではなくライトキー6を操作すると、ステップS18からステップS19,S20に進み、メッセージの移動方向が右方向とされ、上述した場合と逆の順序でメッセージが順次読みだされる。 【0043】次に、ステップS12に進み、そのメッセージに修正を加える必要があるか否かを判定し、修正を行う必要があるとき、キーボード4を操作して、修正を行う。これにより、例えば「ロビーには 時 分に集合してください」といった予め登録されているメッセージに、時刻を入力し、「ロビーには09時50分に集合してください」といったメッセージを作成することができる。 【0044】このようにして、送信すべきメッセージが送信メッセージ表示部3Bに表示されたとき、ステップS13に進み、ユーザはメッセージを送信する子機の番号(ID)を入力する。この入力は、キーボード4の数字キーを操作して個々の番号を入力するか、アルファベット文字キーを操作して”ALL”と入力することで行われる。入力された番号(または文字)は送信先表示部3Aに表示される。 【0045】そして、ステップS14で送信キー9を操作すると、送信メッセージ表示部3Bに表示されているメッセージが、送信先表示部3Aに表示されている子機に送信される。 【0046】これにより、例えば、図7に示すように、「ロビーには09時50分に集合してください」のメッセージに対応するコードが、送受信回路27を介してアンテナ12から電波で全ての子機(図7の実施例の場合、送信先として”TO ALL”が指定されている)に送信される。 【0047】各子機はこのメッセージのコードをアンテナ88を介して送受信回路89で受信すると、ROM82から、このコードに対応するメッセージを読み出し、メッセージ表示部52Bに表示させる。またこのとき、送信元のIDも送られてくるので、これが送信元および送信先表示部52Aに(いまの場合、Masterと)表示される。 【0048】一方、キーボード4から文字を直接入力するとき、ユーザはメニューキー11を操作しない。このときステップS8からステップS9に進み、ステップS9において、ユーザはキーボード4から新たな文字を入力する。このデータはステップS10において、RAM23に記憶される。 【0049】RAM23に記憶されたデータはステップS11において読み出され、VRAM26に一旦記憶される。そしてさらにそこから読みだされ、入力メッセージ表示部3Fに表示される。 【0050】ユーザが入力した文字が表示されると、ステップS12に進み、表示してある内容を修正するか否かをユーザが判定する。ユーザが修正すると判断をした場合、ステップS9に戻り、ユーザが表示してある内容を修正しないと判断するまでステップS9乃至ステップS12の処理が繰り返し実行される。 【0051】一方、ユーザがステップS12で文字を修正しないと判断した場合、ステップS13に進み、送信する子機の番号を入力する。送信する子機の番号が入力されるとステップS14に進み、送信キー9を操作して、入力された番号の子機にそのメッセージを送信する。送信が終わるとステップS6に進み、スタンバイ状態にする。その後、ステップS1に戻り処理が続けられる。 【0052】なお、キーボード4から入力されたメッセージを送信する場合は、特に対応するコードがないので、各文字を順次送信する。 【0053】次に、図6に示したフローチャートを参照して子機の動作について説明する。ステップS31において、CPU81が入力部80の出力から、ユーザがキーを押しているか否かを判定する。ユーザがキーを押していない(つまり、CPU81がキーコードを検知しない)場合、ステップS32に進む。 【0054】ステップS32においては、CPU81により子機あるいは親機からの信号を受信したか否かが判定される。信号が受信されていない場合には、ステップS31に戻り、以下、ステップS31とステップS32の判定処理が繰り返し実行される。 【0055】すなわち子機あるいは親機から送信信号が送られてくると、これがアンテナ88を介して送受信回路89により受信され、インターフェース84に出力される。この信号はインターフェース84からCPU81に出力される。CPU81は、この信号(メッセージに対応する番号(コード)、または文字データそのもの)から信号が受信されたか否かを判定する。 【0056】ステップS32において、CPU81が信号を受信したと判定された場合、ステップS33に進み、送受信回路89が受信したコードを、ROM82に記憶されているテーブルにしたがって対応するメッセージに変換し、受信したメッセージが文字データで表示されるメッセージそのものであるときは、それがそのままRAM83に記憶される。 【0057】次にステップS34に進み、CPU81の制御により、振動信号発生回路87がブレスレット型振動装置71に振動信号を出力する。ブレスレット型振動装置71は振動信号に対応して振動する。ブレスレット型振動装置71は聴覚障害者の手首に装着されてるのでこの振動でメッセージの受信が確実に報知される。 【0058】振動発生回路87が発生する振動信号を、例えば、緊急事態の場合、低めの周波数の連続信号とすることができる。またメッセージが親機から伝送されてきたの場合、低めの周波数の断続とし、子機から伝送されてきた場合、高めの周波数の断続信号とすることができる。 【0059】このようにすれば、振動自体から、メッセージの重要度をある程度判定することが可能となる。 【0060】また、この振動信号に対応してLCD52を点滅させるようにしてもよい。 【0061】振動信号発生回路87信号を発生するとステップS35に進み、CPU81によりユーザがリピートキ54が押しているか否かを判定する。ユーザがキーを押していない場合、ステップS34に戻り、振動を継続する。 【0062】ステップS35において、CPU81により、ユーザがリピートキー54を押していると判定された場合には、ステップS36に進みCPU81は振動信号発生回路87の振動信号の発生を中止させる。 【0063】次にステップS37に進み、RAM83に記憶されている受信信号を読みだして、インタフェース84を介して表示処理回路85に入力する。表示処理回路85は、この受信信号をVRAM86に供給し、記憶させた後、そこから読み出し、LCD52のメッセージ表示部52Bに出力し表示する。メッセージとともに伝送されてきた発信元を表す番号は送信元および送信先表示部52Aに表示される。 【0064】次にステップS38に進み、CUP81によりLCD52の受信メッセージの表示が所定の基準時間以上継続されたか否かが判定される。基準時間に達していない場合には、ステップS37に戻り、表示を継続する。 【0065】一方、ステップS38においてCPU81により計時された時間が基準時間に達したと判定された場合、ステップS39に進み、CPU81の制御により、LCD52においては受信メッセージの表示を中止し、スタンバイ状態にする。その後、ステップS31に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。 【0066】一方、ステップS31において、CPU81の判定により、ユーザがキーを押していると判定された場合(CPU81がキーコードを検知した場合)、ステップS40に進み、CPU81によりユーザが押したキーがメニューキー53であるか否かが判定される。メニューキー53以外のキーがユーザにより押された場合には、ステップS49に進み、そのキーに対応する処理が実行される。 【0067】CPU81により、ユーザが押したキーがメニューキー53であると判断された場合、ステップS41に進み、ROM82からそこに予め記憶され、用意されているメッセージ情報を読み込む。 【0068】ROM82から最初のメッセージ情報を読み込むと、ステップS42に進み、メッセージ情報をLCD52の中にあるメッセージ表示部52Bに表示する。メッセージ表示部52Bにメッセージが表示されると、ステップS43に進み、ユーザは送信するメッセージはいま表示されているメッセージでよいのか否かを判定する。 【0069】ユーザがいま表示されているメッセージではなく、他のメッセージを送出した、と判定した場合、ステップS45に進み、ユーザはレフトキー58を操作する。 【0070】このときステップS46に進み、メッセージを左にスクロールする処理を行う。すなわち、次のメッセージをROM82から読み出し、メッセージ表示部52Bに表示させ、それまでそこに表示されていたメッセージを左に移動表示させる(ただし、この実施例の場合、1つのメッセージのみが表示できるので、前のメッセージは消去される)。このようにしてレフトキー58を操作するたびに新たなメッセージが順次読みだされ表示される。 【0071】レフトキー58ではなくライトキー59を操作すると、ステップS47からステップS47,S48に進み、メッセージの移動方向が右方向とされ、上述した場合と逆の順序でメッセージが順次読みだされる。 【0072】このようにして、送信すべきメッセージがメッセージ表示部52Bに表示されたとき、ステップS44に進み、ユーザはメッセージを送信する相手先(親機または子機)の番号(ID)をセットする。このセットは、設定キー57のダイヤルを操作して個々の番号をセットすることで行われる。セットされた番号は、送信元および送信先表示部52Aに表示される。 【0073】そして、ステップS44でSENDキー55を操作すると、メッセージ表示部52Bに表示されているメッセージに対応する番号(コード)が、送信元および送信先表示部52Aに表示されている相手先に送信される。 【0074】これにより、例えば、図7に示すように、「トイレは何処ですか?」のメッセージに対応するコードが、送受信回路89を介してアンテナ88から電波で親機(図7の実施例の場合、送信先として”TO Master”(設定番号00)が指定されている)に送信される。 【0075】親機はこのメッセージのコードをアンテナ12を介して送受信回路27で受信すると、ROM22から、このコードに対応するメッセージを読み出し、受信メッセージ表示部3Eに表示させる。またこのとき、送信元のID(いまの場合、子機の番号68)も送られてくるので、これが送信元表示部3Dに表示される。 【0076】あるいは図8に示すように、1つの子機(ID=3)から、他の1つの子機(ID=1)に対して「食事に行きましょう」のメッセージを送出すると、送出を受けた子機(ID=1)のLCD52−1に、「食事に行きましょう」のメッセージと、その送信元の番号3が表示される。 【0077】以上のように、メニューキー11または53を押すことにより、日常良く使われる会話が順次画面に表示され、ユーザは表示されたものの中から所望のものを選び、送信することによって、簡単に聴覚障害者とのコミュニケーションを図ることができる。 【0078】なお、ステップS35において、リピートキー54を押すことにより、ブレスレット型振動装置71の振動を止めるようにしたが、リピートキー54以外のキー操作により解除させるようにすることも可能である。 【0079】上記実施例においては、本体51とブレスレット型振動装置71との間をケーブル72で接続するようにしたが、内部に送信回路と受信回路を内蔵させ、ワイヤレスにすることも可能である。 【0080】また、上記実施例においては、聴覚障害者とのコミュニケーションを図る場合を例としたが、視覚障害者、その他の障害者とのコミュニケーションを図る場合にも応用が可能である。この場合、音声によるメッセージを送受信するようにし、LCDに代えて、あるいはLCDと共に、スピーカを配置し、そこから音声メッセージを出力させるようにすればよい。 【0081】また、メッセージは、言葉ではなく、LCDの表示あるいはスピーカからの音声の周波数を変化させたり、出力を断続させたり、その周期を変化させることで構成してもよい。 【0082】 【発明の効果】請求項1に記載の携帯用情報送受信装置、および請求項5に記載の情報送受信方法によれば、予め記憶されているメッセージの中から所定のものを選択し、電波で送信するようにしたので、迅速かつ確実に、かつ簡単に、障害者とのコミュニケーションを図ることができる。 【0083】請求項2に記載の携帯用情報送受信装置および請求項6に記載の情報送受信方法によれば、メッセージを受信したとき、ブレスレット型振動装置を振動するようにしたので、比較的近距離の範囲で迅速、かつ確実に、障害者とのコミュニケーションが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社
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| 【出願日】 |
平成7年(1995)5月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】稲本 義雄
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| 【公開番号】 |
特開平8−331024 |
| 【公開日】 |
平成8年(1996)12月13日 |
| 【出願番号】 |
特願平7−131307 |
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