| 【発明の名称】 |
圧力センサ |
| 【発明者】 |
【氏名】舘 喜久男
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| 【目的】 |
電気回路と圧力変換器との嵌合ミスがなく、組付けを容易にすると共に確実に固定的に結合し得る圧力センサを提供することにある。 |
| 【構成】 |
圧力導入口13を有するハウジング12内に、容量性圧力変換器14と電気回路基板23を用いた電気回路22と中空の支持部材17を配置し、前記ハウジング12に電気コネクタ18を結合させた圧力センサにおいて、電気コネクタ18が本体部を貫通し前記回路基板23に電気的に結合される複数のコネクタ端子24,25,26と、前記回路基板23及び支持部材17を内包するフランジ部分18bと、このフランジ部分18bの円周上に回路基板23の変換器端子接続位置まで切欠された凹部とを有し、この凹部内に圧力変換器14のクランク形状に折曲された複数の金属端子20,21を嵌合して電気回路22と電気的に結合させたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧力導入口を有するハウジングと、該ハウジング内に配置される容量性圧力変換器と、前記ハウジング内に前記圧力変換器から所定の間隔をとって固定される両面に電子部品を実装した電気回路基板を用いる電気回路と、この電気回路基板を支持する中空の支持部材と、この支持部材と前記回路基板を内包し前記ハウジングに結合されるカップ形の電気コネクタとを具備する圧力センサにおいて、前記電気コネクタが本体部を貫通し前記回路基板に電気的に結合される複数のコネクタ端子と、前記回路基板及び支持部材を内包するフランジ部分と、このフランジ部分の円周上に回路基板の変換器端子接続位置まで切欠された凹部とを備え、この凹部内に前記圧力変換器のクランク形状に折曲された複数の金属端子を嵌合して上記電気回路と電気的に結合させたことを特徴とする圧力センサ。 【請求項2】 前記圧力変換器が外周壁面の軸方向に向かう切欠部を有し、この切欠部にクランク形状に折曲された金属端子をダイヤフラムと反対側面に突出するように固着し、この金属端子の突出部を前記回路基板と接続させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は容量性圧力変換器を有する圧力センサであって、電気回路と電気コネクタの接続及び電気回路と圧力変換器の接続の組付性に好適な圧力センサに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図7は従来の圧力センサの断面図であって、ハウジング1内に容量性圧力変換器2と、この圧力変換器2を押える中空の支持部材5と、この支持部材5に前記圧力変換器2との間に所定の間隔をとって支持される電気回路基板3を用いた電気回路4と、この電気回路4に結合する複数のコネクタ端子6を有したカップ形の電気コネクタ7とを備えている。 【0003】上記電気回路4は両面に電子部品を実装した電気回路基板3を有し、この回路基板3と電気コネクタ7内に突出する複数のコネクタ端子6とを、回路基板3のコネクタ8に挿入される嵌合脱去が可能な端子突出部6aを介して電気的に結合している。 【0004】また、前記電気回路4(電気回路基板3)と圧力変換器2は、該圧力変換器2の受圧一面と反対側面2aに配置され該反対側面から垂直方向に突き出た金属端子9,10によって電気的に結合されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の圧力センサは、電気コネクタ7に設けられたコネクタ端子6と前記電気回路4とを嵌合脱去が可能な端子突出部6aを介して電気的に結合していたので、電気回路4と電気コネクタ7とを独立した部品として取り扱うことが可能で、生産する上で組付作業性が簡易化される利点を持っていた。 【0006】ところが量産組立工程においては、外部へ信号の受け渡しをするコネクタ端子6と一体の突出部6aに曲がりや寸法的なバラツキがあった場合、この端子突出部6aが前記コネクタ8に旨く嵌合しないことがある等の欠点を有していた。 【0007】本発明は前記従来技術の欠点を解消するために案出されたもので、その目的は圧力センサの構造を改良することにより、安価に且つ確実に組付けることができる圧力センサを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は圧力導入口を有するハウジングと、該ハウジング内に配置される容量性圧力変換器と、前記ハウジング内に前記圧力変換器から所定の間隔をとって固定される両面に電子部品を実装した電気回路基板を用いる電気回路と、この電気回路基板を支持する中空の支持部材と、この支持部材と前記回路基板を内包し前記ハウジングに結合されるカップ形の電気コネクタとを具備する圧力センサにおいて、前記電気コネクタが本体部を貫通し前記回路基板に電気的に結合される複数のコネクタ端子と、前記回路基板及び支持部材を内包するフランジ部分と、このフランジ部分の円周上に回路基板の変換器端子接続位置まで切欠された凹部とを備え、この凹部内に前記圧力変換器のクランク形状に折曲された複数の金属端子を嵌合して上記電気回路と電気的に結合させたことを特徴とする。 【0009】 【作用】圧力変換器から出る複数の金属端子は、クランク形状に形成され、電気コネクタのフランジ部分の円周上に切欠された凹部に嵌合して電気回路基板と結合されるため、クランク形状に折れ曲がった金属端子が電気コネクタや電気回路基板との組付の際に生ずる寸法的なバラツキを吸収して容易に嵌合されるので、組付に係る嵌合ミスが回避される。 【0010】 【実施例】以下、本発明を一実施例を図1乃至図5に従って説明する。本発明の圧力センサ11の平面図を図1に、外観正面図を図2に示し、該センサの断面図が図3に示されている。 【0011】ハウジング12内には圧力導入口13を通じて受圧する平坦な円盤形状をなした容量性圧力変換器14のダイヤフラム15がガスケット16等で気密にシールされ、この圧力変換器14のダイヤフラム15と反対側面には電気コネクタ18のフランジ部18bに内包された電気回路22を有する回路基板23と、この回路基板23を支持する中空の支持部材17とが前記圧力変換器14と重なるように配置され、前記ハウジング12の開口縁部12aをカシメ等することにより固着している。 【0012】前記圧力変換器14はアルミナ等のセラミック材料で形成されたダイヤフラム15を有し、このダイヤフラム15はガラスシール材等によりセラミック基部19に対して所定の間隔を設けて対向配置される。このダイヤフラム15とセラミック基部19の対向面には、加えられる圧力によって変化する静電容量を有したコンデンサが金属被覆で形成されている。 【0013】前記電気コネクタ18は本体部を貫通し前記回路基板23に電気的に結合される複数のコネクタ端子24,25,26と、前記回路基板23及び支持部材17を内包するフランジ部分18bと、このフランジ部分18bの円周上に回路基板23の変換器端子接続位置まで切欠された図4に示すような凹部18cとを有する。 【0014】本発明による前記圧力変換器14と電気回路22との電気的な結合は、半田付により行われる。図3に示す実施例では、圧力変換器14の出力がセラミック基部19を通って反対側面19aから金属端子20、21を介して引き出される。前記金属端子20,21は、図4及び図5に示すようなクランク形状に折れ曲って圧力変換器14の外周側に突出し、前記フランジ部分18bの円周上凹部18cに嵌合されて回路基板23と結合されるように構成されている。また、前記金属端子20,21と電気回路基板23との結合は、前記切欠部18cの一側面から光ビームやヒータなどの半田付装置を用いて半田付で確実に固着される。 【0015】前記回路基板23はポリブチレンテレフタレート等の電気絶縁材料で中空円筒状に整形された支持部材17によって圧力変換器14と所定の間隔を保持して位置が定まるようにしてあり、また該回路基板23は容量性圧力変換器14に加えられる圧力に相当した電気信号を出力するような電気回路22を備えている。 【0016】この電気回路22は例えば特開平2−78912号公報で開示されているため詳細な説明は省略するが、集積回路ユニット、抵抗器、コンデンサ等の回路構成要素を有することを付記しておく。本実施例では、前記電気回路22は耐熱、耐湿度の特性が良好なセラミック材料の両面スルーホールの電気回路基板23を有している。 【0017】前記電気コネクタ18はガラスで補強されたポリブチレンテレフタレートのような電気絶縁材で形成され、支持部材17を内包して重なる関係に配置される。この電気コネクタ18はカップ形をなすものであって、外部へ信号の受け渡しをする複数本のコネクタ端子24,25,26と、このコネクタ端子24〜26を被うコネクタ嵌合・着脱のためのガイド筒部18aと、このガイド筒部18aと結合されるコネクタの抜け防止のための凸部18dと、該凸部18dに係合し前記ガイド筒部18aの内側に嵌合した内筒27と、前記支持部材17と電気回路22とを内包し圧力変換器14の反対側面19aに重なるところまで一体成形で延びるフランジ部18bとを有する。そして、前記コネクタ18の回路基板23で区画される内部空室28,29に電気回路22の電気部品が実装されるようになっている。 【0018】前記コネクタ端子24,25,26は、電気コネクタ18の本体部を貫通して回路基板23の一面23aまで延出し、前記フランジ部18bの中に安定的に固着された回路基板23と半田付等により電気的に結合される。また、前記コネクタ18のフランジ部分18bの外周には環状溝を設け、この環状溝にOリング30を図3の如く挿入することにより、ハウジング縁部12aのカシメ部より水分や有害な塵埃が侵入することを防ぐことができるようにしている。 【0019】なお、本発明の圧力センサは上記実施例に限定されるものではなく、例えば図6に示すような圧力変換器14を適用するものであってもよい。この圧力変換器14はセラミック基部19の外周壁面19bに軸方向の切欠部19cを設け、この切欠部19cにクランク形状に折曲された金属端子20,21をダイヤフラム15と反対側面19aに突出するように固着し、この金属端子20,21の突出部を電気回路基板23と接続させるように構成したもので、これにより上記実施例と同様の効果が得られる。 【0020】本発明による圧力センサは容量性のものであるため、圧力変換器14に対する電気回路22の調整は、外部電界や浮遊容量の影響を避けるためハウジング12へ装着後に行う必要がある。このため図1及び図3に示すように、電気コネクタ18にガイド筒部18aの内底面18eからこの反対面18fまで貫通する複数の調整孔31,32を設け、この調整孔31,32を通して外部から挿入される回転ドライバー等を用いて、電気回路22のトリマコンデンサ33を調整し得るように構成している。 【0021】前記トリマコンデンサ33の調整が終了したら前記調整孔31,32には、外部からの水分侵入を防ぐため蛇腹状のパッキンと一体成形されたゴム栓34が各調整孔31,32の開口部を密封するように挿入される。 【0022】 【発明の効果】本発明の圧力センサは、特許請求の範囲に記載の構成を要旨とするものであるから、特に大量生産の組立工程において、従来技術の欠点にみられたような電気回路と圧力変換器の嵌合ミスがなく、自動組立装置で容易に且つ確実に組立てることができ、品質面での向上が得られる等の優れた発明上の効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391002166 【氏名又は名称】株式会社不二工機製作所
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| 【出願日】 |
平成4年(1992)5月21日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】沼形 義彰 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平8−21779 |
| 【公開日】 |
平成8年(1996)1月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平7−163158 |
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