| 【発明の名称】 |
プリンタのジャムリカバリー方法及び装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】木佐貫 誠
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| 【目的】 |
ジャム発生後の回復時に正常に印刷されたページまでは再度印刷せず、ジャム発生以降について印刷を再開することで、印刷再開までの時間の短縮と資源の節約を図ることを目的とする。 |
| 【構成】 |
ホストコンピュータから印刷されるべきデータを受信するとプリント機構により印刷を開始し、印刷開始と同時に、計数手段により正常に印刷されるページをカウントし、カウントされたページ数を記憶手段に記憶し、各ページ毎に印刷が完了したか否かをプリンタ制御手段が判定し、印刷途中においてジャムが発生すると、ジャムが解消したか否か判定し、解消したときには、記憶手段に記憶されたページ数を参照し、ジャム発生の直前までのページを読み飛ばし、その次のページから印刷されるべきデータを受信し印刷を再開するように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プリンタのジャムリカバリー方法において、(a)ホストコンピュータから印刷されるべきデータを受信するとプリント機構により印刷を開始し、(b)印刷開始と同時に、計数手段により正常に印刷されるページをカウントし、(c)カウントされたページ数を記憶手段に記憶し、(d)各ページ毎に印刷が完了したか否かをプリンタ制御手段が判定し、(e)印刷途中においてジャムが発生すると、前記プリンタ制御手段はジャムが解消したか否か判定し、(f)解消したときには、前記プリンタ制御手段は、前記記憶手段に記憶されたページ数を参照し、ジャム発生の直前までのページを読み飛ばし、その次のページから印刷されるべきデータを受信し印刷を再開するようにしたことを特徴とするプリンタのジャムリカバリー方法。 【請求項2】 ジャムが解消した後に再度ジャムを発生すると、再度発生する直前までのページを読み飛ばし、その次のページから印刷されるべきデータを受信し印刷を再再開する請求項1に記載のジャムリカバリー方法。 【請求項3】 前記ホストコンピュータはファクシミリに内蔵され、ジャム発生ときに送信側ファクシミリから再送信されるか、又は受信側ファクシミリ内の受信用データメモリから再読み出しを行う請求項1に記載のジャムリカバリー方法。 【請求項4】 ホストコンピュータから印刷データを受信して印刷を行う印刷装置において、前記ホストコンピュータから印刷されるべきデータを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段からの印刷データによる印刷開始と同時に、正常に印刷されるページをカウントする計数手段と、前記計数手段でカウントされたページ数を記憶する記憶手段と、各ページ毎に印刷が正常に完了したか否かを判定し、印刷途中にてジャムが発生するとジャムが解消したか否か判定し、解消したときには前記記憶手段に記憶された正常なページ数を参照し、ジャム発生の直前までの正常なページ数を読み飛ばし、ジャム発生の直後のページから印刷されるべきデータを受信し、印刷を再開するように前記ホストコンピュータに指示するプリンタ制御手段と、を具備することを特徴とする印刷装置。 【請求項5】 前記プリンタ制御手段は、ジャムが解消した後に再度ジャムを発生すると、再度発生する直前までのページを読み飛ばし、その次のページから印刷されるべきデータを受信し印刷を再再開するように指示する請求項4に記載の印刷装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明はプリンタにおけるジャムリカバリー方法及び装置に関し、特に、印刷中にジャムが発生した後、印刷を再開する際にプリンタ動作を制御してジャム発生以降について印刷を再開するようにしたジャムリカバリー方法及び装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図3に従来のジャムリカバリー方法の基本フローチャートを示す。本発明を実施する図1構成においても従来に必要な構成が示されているので、図1構成を参照しつつ説明する。一般に、操作員はパーソナルコンピュータのディスプレイに表示された印刷メニューを見ながら印刷内容を選択し、キーボードを経て印刷開始を指示する。プリンタ側は印刷データを受信する(S21)と、内蔵のプリンタコントローラを経てプリント機構により印刷メニューに沿って印刷が開始される(S22)。印刷が進行すると、プリンタコントローラは常にジャムセンサの検出信号を監視し、ジャムの発生の有無を判定する(S23)。印刷中にジャムが発生したときは(YES)、操作員によりジャムを解消する。プリンタコントローラはジャムが解消したか否か判定し(S24)、印刷の途中で解消したのであれば(YES)、ステップS21に戻り、印刷を最初から再開する。なお、ステップS23においてジャムが発生していなければ(NO)、ステップS22による印刷が続行される。 【0003】このように、ホストコンピュータからプリンタに対して印刷を行う場合、一般的にはホストコンピュータ側で現時点で何ページまで印刷が終了したかを知ることができない場合が多い。そのために、通常のアプリケーションプログラムでは印刷中にジャムが発生した場合、上記のステップで説明したように、プリンタのジャム状態は操作員により解消した後に、プリンタコントローラの指示によりデータを先頭から印刷し直すことになる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、パソコン等のように、ディスプレイとキーボードを備え、フロッピー・ディスクの内容を印刷するような場合には、ジャムの発生時点で印刷を停止し、ジャムが解消した後はディスプレイを見ながらジャム発生以降のページから印刷することができる。 【0005】しかし、特にファクシミリによる受信データの印刷の場合には、送信側ファクシミリからデータを再送してもらうか、もしくは受信側ファクシミリに内蔵された受信用メモリ内の受信データを再度読み出して印刷し直すことが多い。このように、プリンタがジャム状態から回復した後に、印刷を先頭ページから再開するために、それ以前に印刷が正常に終了していたページを再度印刷することになり、時間と資源の無駄が生じるという問題があった。 【0006】本発明の目的は、上述の問題を解決するために、プリンタ側においてホストコンピュータから送信されたデータが正常に印刷されたページまでは再度印刷せず、ジャム発生以降について印刷を再開することにより、印刷再開までの時間の短縮と資源の節約を図ったジャムリカバリー方法を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれば、プリンタのジャムリカバリー方法において、ホストコンピュータから印刷されるべきデータを受信するとプリント機構により印刷を開始し、印刷開始と同時に、計数手段により正常に印刷されるページをカウントし、カウントされたページ数を記憶手段に記憶し、各ページ毎に印刷が完了したか否かをプリンタ制御手段が判定する。 【0008】印刷途中においてジャムが発生すると、前記プリンタ制御手段はジャムが解消したか否か判定し、解消したときには、前記プリンタ制御手段は、前記記憶手段に記憶されたページ数を参照し、ジャム発生の直前までのページを読み飛ばし、その次のページから印刷されるべきデータを受信し印刷を再開するようにしたことを特徴とする。 【0009】なお、ジャムが解消した後に再度ジャムを発生すると、再度発生する直前までのページを読み飛ばし、その次のページから印刷されるべきデータを受信し印刷を再再開し、このステップが繰り返される。本発明はさらに、ホストコンピュータから印刷データを受信して印刷を行う印刷装置であって、前記ホストコンピュータから印刷されるべきデータを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段からの印刷データによる印刷開始と同時に、正常に印刷されるページをカウントする計数手段と、前記計数手段でカウントされたページ数を記憶する記憶手段と、各ページ毎に印刷が正常に完了したか否かを判定し、印刷途中にてジャムが発生するとジャムが解消したか否か判定し、解消したときには前記記憶手段に記憶された正常なページ数を参照し、ジャム発生の直前までの正常なページ数を読み飛ばし、ジャム発生の直後のページから印刷されるべきデータを受信し、印刷を再開するように前記ホストコンピュータに指示するプリンタ制御手段と、を具備することを特徴とする。 【0010】さらに、前記プリンタ制御手段は、ジャムが解消した後に再度ジャムを発生すると、再度発生する直前までのページを読み飛ばし、その次のページから印刷されるべきデータを受信し印刷を再再開するように指示する。 【0011】 【実施例】図1は本発明によるジャムリカバリー方法を実施する装置の一実施例構成図である。図中、点線で囲まれた構成は本発明を実施する上での要部構成である。1はデータ受信部でありホストコンピュータ20から送信されてきたデータを受信するものである。2はページカウンタであり印刷ページ数をカウントし印刷の終了を検出するものである。3はページ数記憶部でありページカウンタ2でカウントされたページ数を保持するメモリである。4はプリンタコントローラでありジャムセンサ9からのジャム検出信号と、ページ数記憶部3に保持されている印刷ページ数を基にデータを印刷するか破棄するかを判定する等、プリンタ全体の制御を行うものである。 【0012】5は描画部でありホストコンピュータ20からのデータをページメモリ6で印刷されるイメージで保持するものである。6はページメモリであり印刷ページを一時格納するものである。7は機構コントローラでありプリント機構8の動作制御を行い、またプリント機構の動作状態をプリンタコントローラへ通知するものである。8はプリント機構であり、機構コントローラ7の制御に従い用紙に印刷を行うものである。9はジャムセンサであり、印刷中に発生するジャムを検出し、機構コントローラ7に通知する。10はデータ送信部であり、プリンタコントローラ4からの通知に従い、ホストコンピュータ20にプリンタの状態を通知する。 【0013】なお、ホストコンピュータ20は、例えばファクシミリ装置に内蔵されるものであったり、パソコンに内蔵されるものである。従って、パソコンの場合にはプリンタ側のデータ受信部1におけるデータとはディスプレイに表示された印刷メニューである。操作員により印刷メニューが確定すると、キーボードを経て印刷指示がプリンタ側に送信される。パソコンの場合には前述のように、ディスプレイを見ながらジャムの発生したページから再開することのなるので、本発明の適用する機会は少ないと判断できる。 【0014】一方、ファクシミリの場合には、ジャムが発生すると受信側ファクシミリ内に受信データ用のメモリが内蔵されている場合にはメモリからの再度の読み出しとなり、メモリが内蔵されていない場合には送信側ファクシミリからデータを再送することになる。図2は本発明によるジャムリカバリー方法の基本フローチャートである。図中の括弧内の数字は図1構成の各構成番号に対応する。即ち、そのステップが行われる装置を示している。 【0015】先ず、送信ファクシミリのホストコンピュータから又は受信側ファクシミリの内蔵メモリから印刷のページ番号が指示される(S1)。データ受信部1はこの内容を受信し(S2)、プリンタコントローラ4及び機構コントローラ7を経てプリント機構8により印刷を行う(S3)。ページカウンタ2は印刷ページ数をカウントし各ページが終了しているか否か判定し(S4)、ページ数記憶部3はそのページ数を記憶する(S5)。 【0016】次に、印刷の進行中にジャムセンサ9によりジャムが検出されると(S6)、この情報は機構コントローラ7を経てプリンタコントローラ4に送られる。ここで操作員によりジャムの解消が図られると、ジャムコントローラ4はジャムが解消したか否か判定する(S7)。解消したのであれば(YES)、印刷を再開する(S8)。ここで、プリンタコントーラ4は再開されるページ(P’)と、当初に印刷が開始されたページ(P)とを比較し、同じか否か判定する(S9)。同じであれば(YES)、当初の印刷ページに戻り、同じでなければ(NO)、ジャムの発生したページ(P’)からデータを受信し(S10)、又はメモリから読み出して印刷を再開する。 【0017】印刷が再開された以降のステップ(S11,S12)は上記のステップS4、S5と同じであり、ジャムセンサ9及び機構コントローラ7を経てプリンタコントローラ4にてジャム発生か否か判定し(S6)、ジャムが解消したか否か判定される(S7)。以上説明したステップから明らかなように、本発明では、現在何ページまで印刷が終了したかをプリンタ側でカウントし(ページカウンタ2)、その値を保持する(ページ数記憶部3)。プリンタのジャム状態が解消すると、印刷が再開され、保持した値に従ってデータを印刷するかどうか決定する(S9)。 【0018】即ち、ジャムの発生しない正常印刷時は印刷しながら現在何ページまで印刷が終了したかをカウントし、その値を保持する。そしてジャムが発生しそれが解消すると、ホストコンピュータからデータが再送信されるが、本発明ではジャム発生前まで、即ち、正常状態で保持しているページまでは印刷を行わずにページ数のカウントのみを行う。その後は正常印刷となり、印刷とページ数のカウントを行う。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、印刷中にジャムが発生した場合に、ジャム状態の解消後、ホストコンピュータから再送信されたデータをジャムが発生したページの直前まで読み飛ばした後に、印刷を再開することにより、同じページを複数開印刷することがなくなるために、時間及び資源の損失を著しく低減する効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005223 【氏名又は名称】富士通株式会社
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| 【出願日】 |
平成7年(1995)2月15日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】石田 敬 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平8−216484 |
| 【公開日】 |
平成8年(1996)8月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平7−26776 |
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